カエルの視神経、ランゲルハンス島。

近所の書店にて購入。

  • 村上春樹、『若い読者のための短編小説案内』、2004年、文春文庫。


第二次ブームが到来した感のある前者には、とりあえず便乗しておくとして。
後者については、これまで、「村上さんがドストエフスキーとか、フィッツジェラルドとかについて語るならとも
かく、日本文学について言われてもな・・・」と思い、手に取らないようにしていたが、ふと、「これは一種、村
上春樹の『方法序説』として読めるのでは」と思い立ち、気がつくと四冊の本を手に家路についていた。



もちろん、先日の日記で述べたように、中学の国語のテキストに「ランゲルハンス島の午後」が載っていた
こと、その夜、湯船のなかで短編「午後の最後の芝生」を読んだこと(おかげで30分近く浸かったままだっ
た)などが、サブリミナル効果よろしく働きかけていたのだろう。